脂肪吸引失敗体験談
脂肪吸引手術とは、太ももや腹部などの余剰な脂肪組織を吸引器によってとりのぞく手術です。
1回の処置で数百グラムの脂肪をとることができます。
ここ数十年で一気に知名度をあげ、それと同時に危険も指摘されてきましたが、まだまだ希望者が後をたちません。
医療も進み、研究も進み、以前より安全度が少し高まったかもしれませんし、実際成功した人も多くいますが、それでもやはりこれは安全な肥満の治療法などとはいえません。
ただいらない脂肪をちょっととって捨てるといった安易なものではありません。
非常にリスクを伴います。
人口的に脂肪組織を一挙にとるというのは、体に負担を与えますし、糖尿病や心臓病など太りすぎが関係した持病を持つ人は合併症を起こす危険が高いと言われています。
また失敗すると美容的にもとんでもないことになります。
実はこの記事を書こうと思ったのも、友人が吸引し、大変なことになったからです。
結構な肥満児だった友人が、ネットで脂肪吸引について見て、値段もちょっと仕事をがんばれば手が届く程度なのを知り、人が止めるのも聞かず安易に手術をしました。
正直かなり止めたし、ほかにも健康的に痩せる方法はあると力説もしましたが、まったく耳を貸してくれませんでした。
体重のことが原因で彼氏に振られ、その後さらに体重が雪だるま式に増えているさなかだったため、精神的にも追い詰められていたのかもしれません。
痩せさえすれば幸せになれるのに、何をしても痩せないというようなことを言っていました。
そして吸引をしたのですが、どうも医師が限界ギリギリかそれ以上の量をとったように思うんです。それに吸引の仕方が雑というか、慎重さがない。
手術後2日目に吸引の跡を見たのですが、とんでもないボコボコ感。
まあ徐々にひいていくだろうと慰めたものの、けっこうびっくりする凸凹具合でした。 そして猛烈に痛がっていた。
その後も何度かクリニックに通ったりしていましたが、細かいことは省略します。そして約1年後にもう一度見せてもらいました。
さすがにもう治っているだろう、残っていても触ったらわかる程度だろうと思ったのに、なんとほとんど様子が変わっていなくて一瞬ぎょっとしました。
話を聞いていて思ったことですが、友人は非常にコンプレックスを感じていて、二度と足を人前に出せない、水着も着れないとかなり深刻に悩んでいるようでした。
まあ誰だってそうなると思います。
しかも手術前の同意書の中に、そういうケースもあると明記されており、署名をしているため、先生に文句を言うこともできない。
それこそ彼氏どころではなく、友人はどうしてあんなことをしたんだろうと心底悔しがり、落ちこんでいました。
太っている女の子が好きな男はたくさんいるのに。とっても魅力的だったのに。 お金を払って取返しのつかないことをしてしまった友人。
脂肪吸引は本当にリスクが高いんです。 美しくなりたくて受けるのに、そのせいで醜くなってしまう可能性があるんです。
人工的に体の組織を取り出すなんて、絶対に安易にしてよいことじゃないんです。
ここからは健康的に、確実に痩せる方法をひとつ書いてみたいと思います。私は体重が増えるたびにその方法で必ず戻すんですが、1週間で数キロは軽く痩せます。
が、その前にまず肥満の原因をおさらい。
肥満は遺伝子が関係しているとよく言われますし、実際関係があることが分かっています。
しかし、体重変動の60%は環境つまり個人の食生活と運動量に原因があるそうです。
結局、太るかどうかは遺伝子ではなく自分次第ということのよう。
では、運動量の少ない人、というよりも座っていることが多い人とはどんな人でしょうか?
次の4つのうちひとつでも当てはまる人は運動量を見直すようにとすすめられています。
- 1日のうちほとんどを座ってすごす(テレビを見る、デスクワークをしている、乗り物に乗っているなど)
- 100メートル以上歩くことが週に一度もない
- 体を動かさない仕事をしている
- 20分から30分運動することが半月に一度もない
ちなみにあたりまえのことですが肥満はスタイルだけでの問題ではありません。
肥満だと若くてもU型糖尿病になる危険がありますし、実際かかった人の中には視力や手足を失ったり、衰弱して亡くなっていく人がたくさんいます。
このごろは、太りすぎも個性のひとつで現代生活の一面という考え方がなされるようになり、またそれが感情に配慮した見方とされていますが、
これはたくさん食べさせて太らせ繁盛する商業界の巧みな宣伝が大きくかかわっています。
まあ太っている=豊か、お金持ち=美しいとされるような国もありますけどね。
でも健康に長生きするためにはぜひとも食習慣と運動習慣を見直して適正な体重を維持することが必要です。
女性の中には、妊娠・出産するまでは細かったのに、子どもを産んでから急激に太ったという方も少なからずいらっしゃいます。
それを言い訳にせずに、適正体重まで落とすように努力しましょう。
次に、減量法についてですが、世の中には数え切れないほどの減量法があります。
サプリメントから断食、炭水化物を食べない、胃や腸のバイパス手術などがその一例です。
が、中には命の危険があるものもありますし、長期的に見ると有害な二次的影響が出てくるものもあります。
大体、急激に痩せる減量法は体に大きな負担を与えますし、リバウンドの可能性も高いので手を出さないほうがよいと思います。
除々にでも確実に、そして安全に痩せられる減量法を選ぶことが大切。
- 食べているものや飲んでいるもののカロリーを意識し、一日にとってもよいカロリーを超えないようにする(特に甘い飲み物には気をつける
- 誘惑に負けない。クッキーやチョコレートなどつい食べてしまうものを、絶対に身近におかないこと。
代わりに、リンゴやニンジンスティックなど低カロリーの野菜やくだものをおやつにする。
- 食事の前に軽食か前菜を食べる。
- 出されたものをぜんぶ食べようとしない。カロリーが多すぎるものは初めから手をつけない。
- ゆっくり、よくかんで食べる。色や盛り付け、風味など食べているものを目で楽しみながら食べる
- 腹八分で食べるのをやめる
- レストランに入ったときは、メインを二人で分けて食べたり、カロリーを超過しそうなものは残すようにする
- 食事の終わりのデザートは甘いものではなく、フルーツか低カロリーのものを選ぶ
- 不必要にお店を歩きまわらない。巧みな宣伝やパッケージにだまされない!
これに加えて、一日30分以上早歩きをする、エレベーターではなく階段を使う、通勤に自転車を使うなど運動量を増やしていくこと。かぎは、どんな運動をするかではなくどれほど頻繁に運動しているか。
などがダイエットの基本、太りにくい体をつくる習慣ですが、 これにプラスして積極的に、健康的に、確実に、きれいに痩せるための秘伝の方法があります。
長くなるので、こちらにページをわけました。 よかったらみていってください。
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